近年、地震や大雨などの災害対策として、ポータブル電源の人気が高まっています。
災害時の備えだけでなく、キャンプやアウトドア、さらには日常生活の中でも、その利便性が多くの人々に知られるようになりました。
特に、停電で電力が不安定な状況や、外出先でのデバイス充電が必要な場面で、ポータブル電源は頼りになる存在です。
それはわかっているし、なんとなく購入してた方がいいのかな~って思ってるんだけど、
「本当にポータブル電源って必要なの?」
「買って後悔した人はいない?」
って考えて、悩んじゃいますよね。。。
そんなあなたの為に、この記事では、実際にポータブル電源を使用して「あってよかった」「後悔した」という声を集めてみました!
私は、家電量販店で15年以上の経歴があり、家電や家電にかかわるサービスの知識を持っています。台風災害で停電の多い沖縄出身です。
この記事を読むことで、ポータブル電源の使用例や選ぶポイント、利用者の生の声がわかり、買おうか悩んでいるあなたの助けになること、間違い無しです。
ポータブル電源は、持ち運びができるバッテリー(蓄電池)
ポータブル電源のメリット
- いろいろな出力に対応出来る
AC(家庭用コンセント)DC(車載用)、USB - スマホ以外の高出力な家電にも対応
対応出力はグレードにより差があり - 蓄電容量が比較的大きい
- 持ち運べて、どこでも家電製品が使えるようになる
- 電機を蓄えるタイプだから一酸化炭素が出ず、室内でも使えて安全
※発電機との違い
ポータブル電源のデメリット
- モバイルバッテリーより重く、普段使いのバックや鞄には入らない
- 家庭用蓄電池より蓄電容量が小さい
- 発電機と違い、先に電気を充電しておく必要がある
ポータブル電源は、モバイルバッテリーと家庭用蓄電池のちょうど間にくるような家電です。
大容量のバッテリーとACコンセントを搭載している為、調理家電や冷蔵庫、TVなどの出力が大きい家電にも使用することができます。
「災害時の備え」というイメージが強い家電ですが、持ち運びできるサイズ、重量で設計されているため、コンセントがない場所で家電を使用したり、キャンプやバーベキューなどの「外で楽しむ遊び」にも役立ちます。
ポータブル電源の活用シーン5選
ポータブル電源の活用シーンは様々ですが、代表的な5つを紹介します。
- 台風や地震などの災害時の備えに。家庭用医療器具の補助にも大活躍!
- 電源が落ちると困る家電製品の予備電源として
- コンセントの無いところで家電を使用したい時に
- キャンプやアウトドアに
- 夜間電力や太陽光パネルを活用して電気代の節約に!
1.台風や災害時の備えに!家庭用医療器具の補助にも大活躍!
ポータブル電源があれば、万が一停電が起きても安心です。
よく使われる用途
- 電灯やスマホ、PCなどの複数台充電に活用
- 中身が腐ると困る冷蔵庫や冷凍庫の補助電源として
- TVやインターネット回線の電源確保で停電生活を快適に
- IHやケトルなどの調理家電の使用
など
また、ご自宅で医療器具や介護用品を使っている方にもポータブル電源はあると安心です。
- 無呼吸症候群治療機器(CPAP)
- 介護用ベット
など
CPAPを使用されている方は、停電時だけでなく、キャンプなどのアウトドアにも活用されています!
2.電源が落ちると困る家電製品の予備電源として
ポータブル電源は、パソコンや冷蔵庫、冷凍庫などのバックアップ電源としても便利で、よく活用されています。
- パソコンの大切なデータが消えてしまうと困る
- 冷蔵庫(冷凍庫)中の食品が腐ると困る
という悩みがある場合は、コンセント ↔ ポータブル電源 ↔ 家電製品 という流れで設置することで急な停電時もポータブル電源が必要な電源を供給してくれるため、安心です。
電力回復機能は、メーカーや商品によって切り替え速度に差がでます。電子機器のバックアップ電源として使うなら「Jackery」か「BLUETTI」のUPS対応モデルがおすすめです。
3.コンセントの無いところで家電を使用したい時に
ポータブル電源の最大のメリットは「持ち運びが効く蓄電池」という点です。
「ここにコンセントがあればいいのに・・・」というお困りごとを解決できます。
- 除湿機をクローゼットで使いたい
- 外でホットプレートやケトルなど調理器具を使いたい
- 仕事や趣味で電動工具を使いたい
- 海沿いや公園でリモートワークしたい(PC、ネット回線の電源確保)
どこでも電源が取れるようになるので、発想次第で無限の活用方法があります。
4.キャンプやアウトドアに
ポータブル電源は、キャンプやビーチパーティなどのアウトドアの活用でも人気があります。
良く使われるアウトドアシーン
- 照明や音楽再生用の電源確保
- ポータブル冷蔵庫
- ケトル、ホットプレートなどの調理器具
- 冬場の電気毛布や暖房器具
- 車中泊のCPAP(無呼吸症候群治療機器)
夜間電力や太陽光パネルを活用して電気代の節約に!
ポータブル電源を活用することで、電気代の節約になります。
- 電気代が安い夜間電力を充電して、
日中の家電に使用(オール電化の家庭など) - 太陽光パネルを活用して充電した電気を
自宅の家電に使用
太陽光パネルで充電する時間やコンセントの差し替えの手間はかかります。ポータブル電源の節約術は自分にあっているかの見極めが大事です!
役立ちます。自分に合ったポータブル電源を見つけて、便利に使いましょう!
ポータブル電源の選ぶ3つのポイント
ポータブル電源の選ぶポイントを解説します。
ポータブル電源の選ぶ3つのポイント
1.定格出力で選ぶ
2.電池の種類・寿命で選ぶ(サイクル寿命)
3.長期保証で選ぶ
1.定格出力で選ぶ
ポータブル電源の性能の違いで【定格出力(W)】があります。ここを間違えると、「使用したい家電が使えない!」ということが起きるので注意が必要です。
上図の商品で説明すると、【定格出力800W】の為、スマートフォン~ドライヤー(弱)電子レンジあたため(500W出力まで)は使用可能です。
消費電力が800Wを超える、出力の高い電子レンジあたためやオーブン調理などは使用が出来なくなります。
「調理家電まで使いたい!」という場合は、定格出力1500W以上のポータブル電源がおすすめです。
2.電池の種類・寿命で選ぶ(サイクル寿命)
ポータブル電源は、主に2つの電池の種類があり、その違いで電池の寿命が異なります。
- 三元系リチウムイオン電池
サイクル寿命:約500回 - リン酸鉄リチウムイオン電池
サイクル寿命:約3,000回
※ポータブル電源の寿命を表す機能を「サイクル寿命」といい、回数を超えると電池の消耗が早くなり商品の性能が発揮できなくなってきます。
ポータブル電源を選ぶ際は、サイクル寿命の長い【リン酸鉄リチウムイオン電池】を採用した機種がおすすめです。
3.長期保証で選ぶ
メーカー保証年数 ※機種により 保証年数に変動有 | |
Jackery (ジャクリ) | 2年~5年 |
EcoFlow (エコフロー) | 全ラインナップ 5年 |
BLUETTI (ブルーティ) | 2年~6年 |
Anker (アンカー) | 全ラインナップ 5年 |
Victor (ビクター) | 2年 |
JVC (ジェイブイシ-) | 2年 |
ポータブル電源の耐用年数は、6年~長くて10年程度といわれています。5年以上はもつ計算になりますが、万が一に備えて長期保証があるメーカーや商品がおすすめです。
長期5年保証対応商品がある主要メーカー
- Jackery
- EcoFlow
- BLUETTI(最大6年)
- Anker
他にも付属のオプションやメーカーの違いなど、選ぶポイントはありますが、最低でも定格出力、電池の種類・寿命、長期保証の3つを抑えることで後悔しない「いいポータブル電源」を選ぶことができます。
「ポータブル電源、あってよかった」の声を集めてみた!
こちらでは、リアルな「ポータブル電源があってよかった」という声をX(旧Twitter)で集めてみました!用途別にご紹介していきます。
- 災害、停電時
- キャンプやアウトドア
- 日常生活、その他
災害、停電時
キャンプやアウトドア
日常生活、その他
アウトドアでリモートワークに活用
車やバイクのバッテリーチャージに
災害時の停電だけじゃなく、アウトドアやリモートワークなどで、多くの「あって良かった」という声がありました。
調査してくいと「後悔した」という声もいくつか見つかったのでご紹介していきます。
「ポータブル電源 後悔した」の声も集めてみた
出力(サイズ)が大きい物を買えば良かった
セールの時に買わなかった、値段が戻っていて後悔
「買って後悔した」という声は、「ポータブル電源がいらなかった。」というものではなく、「容量が小さくて後悔した」という物でした。
予算が許すのであれば、定格出力1500W以上のポータブル電源を選びましょう!
ポータブル電源の人気・おすすめメーカー5社をご紹介
ポータブル電源を扱っている人気のあるメーカー5社をご紹介します。
機能性や実績などを踏まえると、次の3つのメーカーから選ぶことをおすすめします!
- Jackery(ジャクリ)
- BLUETTI(ブルーティ)
- Eco Flow(エコフロー)
Jackery(ジャクリ)
一押しメーカー!人気・実績・高性能で選ぶならJackery!
2012年にアメリカ・カリフォルニアで誕生したブランド!
業界トップクラスの販売実績で日本だけでなく世界で人気のあるメーカー。日本のメーカーからも信頼されているブランドで、日本メーカーのJVCブランドと業務提携しており、JVCではJackery製品をベースにした商品を販売しています。
Jackeryの製品は用途に合わせたラインナップが魅力
- リン酸鉄系の「Plusシリーズ」は
他社に無い長寿命(約4,000回) - より軽さを求めるなら
三元系のラインナップからも選べる - 拡張バッテリーも複数台
取り付け可能(対応はグレードで異なる)
\公式サイトをみる/
Jackeryの商品はライト機能付き・電力回復機能の切り替えが早いモデルが多く災害・停電対策に向いています!
BLUETTI(ブルーティ)
幅広いラインナップ、オプションのBLUETTI
2013年に中国で誕生した蓄電池で有名なPOWEROAKのポータブル電源ブランドです。BLUETTI製品は日本を含む世界70余りの国で販売され、指示を集めています。
BLUETTI製品の強みは、技術力とオプション対応の幅の広さ
- アウトドアに最適な防水、防塵対応機種あり
- 別オプション:拡張バッテリー対応機種が多い!
- 停電時の切り替えが早いUPS機能搭載(20ms未満)モデルが多い!
\公式サイトをみる/
BLUETTIの商品はライト機能付き・電力回復機能の切り替えが早いモデルが多く災害・停電対策に向いています!
EcoFlow(エコフロー)
Eco Flow公式 ホームページはこちら
ポータブル電源の急成長企業EcoFlow
2017年に中国で誕生したスタートアップ企業!若い企業ですが、技術力とコスパにすぐれており2022年には世界売上高1位を獲得しているほど、急成長している会社です。
Eco Flow製品の強みは高い技術力
- 業界トップクラスの急速充電
- セール時の値下げ幅が大きくコスパがいい
- ポータブル電源と連携できるスマート発電機などの幅広いオプション
Anker(アンカー)
Anker公式ホームページはこちら
Ankerはモバイルバッテリーや充電器などのモバイル充電ブランドで世界NO,1のメーカー!ポータブル電源も急速充電・長寿命バッテリーなど高性能な機種を展開しています。
JVC(ジェイブイシー)/Victor(ビクター)
JVC/Victor公式ホームページはこちら
JVC/Victorは、日本国内メーカー株式会社JVCケンウッドのブランドになります。
JVCブランドのポータブル電源は、海外メーカーのJackeryと共同開発した製品を販売していますが、Victorブランドは独自で開発した製品を販売しています。
国内メーカーにこだわるならJVC/Victorを選びましょう!
今回のまとめ
ポータブル電源は、災害時だけでなく、キャンプやアウトドア、そして日常生活の中で非常に便利なアイテムです。
持ち運びができるため、どこでも電力を供給できるのが大きな魅力です。この記事では、ポータブル電源についての紹介や選び方、実際に使ってみて「あってよかった」というユーザーの声を紹介しました。
ポータブル電源を買って後悔しないためにも、出来る限り、定格出力が大きい商品を選ぶことがおすすめです。
次の記事では、人気なメーカー、商品の中から、容量別でおすすめ商品をランキング化しました!セール情報も併せてご紹介しています。
あなたに求めている商品がきっとみつかるので、ぜひ、ご参照下さい。
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