2024年3月14日シャープが2024年モデルの除湿機を発売開始しました。
例年通り、梅雨シーズンに入る3月~4月にかけて商品の入れ替えが入り、除湿方式、除湿能力の違いにあわせて5モデルを新規ラインナップしています。
ただ、家電品のモデルチェンジってどこが変わったかって、わかりづらいですよね?
「新しいものはいい」と思い込んで、何も調べずに購入してしまうと、高い買い物で終わることも。。。
そこで、今回はシャープ除湿機の2024年モデルと2023年モデルの違いを徹底調査しました。
この記事ではラインナップごとの商品の違いや価格情報などをお伝えします。シャープのプラズマクラスター除湿機を検討されている方は、是非ご参照ください。
私、アルパ家は家電量販店で15年以上の経歴があり、家電の知識と価格が安いか判断できる知識を持っています。
除湿機の基本:除湿方式の違い
除湿機方式 | コンプレッサー式 | デシカント式 | ハイブリッド式 | ペルチェ式 |
夏の除湿 | ◎ | ○ | ◎ | △ |
冬の除湿 | △ | ○ | ○ | △ |
電気代 | 低め | 高め | ヒーター使用時は高め | 低め |
本体サイズ | やや大きめ | 小さめ | やや大きめ | 小さめ |
除湿方式の違いは主に4種類あります。
- コンプレッサー式
- デシカント式
- ハイブリッド式
- ペルチェ式
コンプレッサー式(冷やして除湿)
湿った空気を冷却器で冷やして、湿気を取るタイプ。ヒーターを使わない為、消費電力が低く省エネです。
・メリット
夏場や暖かい地域向け
除湿量力が高い
消費電力が少ない
・デメリット
本体が大きく、重たい
コンプレッサーの振動音がある
室温低下に弱い(室温15℃以下で最大除湿能力値半分程度)
デシカント式(あたためて除湿)
「デシカント素子」という乾燥剤のフィルターに湿気を吸着させて除湿する方式です。除湿能力が低下しにくいですが、ヒーターを使うので消費電力が多くなります。
・メリット
年間を通して除湿量が変わらない
軽量でコンパクトな機種が多い
運転音が静か
・デメリット
最大除湿量のベースが低い
コンプレッサー式と比べ電気代が高め
ヒーターを使うため、室温上昇が大きい
ハイブリッド式(コンプレッサー+デシカント)
コンプレッサー、デシカント式を組み合わせたタイプ。夏はコンプレッサー式、冬場(気温が低い日)はデシカント式で動作します。コンプレッサー式の弱点「気温が下がると除湿量が下がる」をカバーして年中ハイパワーに除湿ができる。
・メリット
一年中、ハイパワーに除湿ができる
デシカント式と比べ省エネ
衣類乾燥スピードが速い
・デメリット
本体が大きく、重い
値段が高め
年中、湿気対策や衣類乾燥で使用する場合は、ハイブリッド式を購入することをおすすめします。
ペルチェ式(狭い空間用)
ペルチェ素子(半導体熱電素子)を利用し、熱を吸い上げ、空気を冷却して除湿する方式。パワーがなく、コンパクトなタイプが多い。クローゼットやシューズボックスなどの狭いスペース向けの商品。
シャープやパナソニックなど大手メーカーはペルチェ式の商品は作っていません。家電量販店でもほぼ店頭展開していない店舗の方が多いです。
シャープ:2024年モデルのラインナップ
シャープ除湿機の主な特徴と2024年モデルのラインナップを紹介します。
シャープ除湿機の特徴
2024年モデルラインナップ
① | ② | ③ | ④ | ⑤ | |
型番 | CV-SH150 | CV-S180 | CV-S71 | CV-S60 | CM-S100 |
推定市場価格(前後) | 85,000円 | 80,000円 | 46,000円 | 43,000円 | 60,000円 |
除湿面積目安 (木造~鉄筋) | 15~30畳*50Hz 16~33畳*60Hz | 20~40畳*50Hz 23~45畳*60Hz | 8~16畳*50Hz 9~18畳*60Hz | 7~14畳*50Hz 7~14畳*60Hz | 11~23畳*50Hz 13~25畳*60Hz |
除湿能力(50/60HZ) | 13/15L | 16/18L | 6.3/7.1L | 5.4/5.6L | 9.0/10L |
除湿方式 | ハイブリッド式 | コンプレッサー | コンプレッサー | デシカント | コンプレッサー |
タンク容量 | 3.6L | 4.5L | 2.5L | 1.5L | 2.5L |
除菌イオン濃度 | 25000 | 7000 | 7000 | 7000 | 7000 |
内部乾燥 | ○ | ○ | ○ | – | ○ |
連続排水 | ○ | ○ | ○ | – | ○ |
キャスター | ○(左右) | ○(左右) | – | – | ○(左右) |
衣類乾燥電気代 50Hz/60Hz | 22/22円 | 11/12円 | 6.4/6.5円 | 16/18円 | 7.8/9.0円 |
除湿運転音(標準・弱) | 49/37dB | 43/39dB | 38/36dB | 38dB(自動) | 49/40 |
質量 | 15.0kg | 16.5kg | 9.6kg | 6.7kg | 12.5kg |
CV-SH150(ハイブリッド式)
CV-S180(コンプレッサー式)
CV-S71(コンプレッサー式)
CV-S60(デシカント式)
CM-S100(コンプレッサー式、冷風モデル)
シャープ:2024年モデルと2023年モデルの違い
2024年モデルのラインナップでご自宅に気になる商品はありましたか?
次は、2024年モデルと2023年モデルの同ラインナップの違いを比較していきます。
ハイブリッド式:2024年「CV-SH150」vs2023年「CV-RH140」違い
2024年モデルと2023年モデルとの違いは2点
- 除湿能力アップ
- 静音性アップ
2024年 CV-SH150 | 2023年 CV-RH140 | |
価格帯(2024年3月18日時点) | 85,000円前後 | 50,000円前後 |
最大除湿能力 (50Hz/60Hz) | 13/15L | 12/14L |
除湿面積目安 (木造~コンクリ住宅) | 15~30畳*50Hz 16~33畳*60Hz | 14~28畳*50Hz 16~33畳*60Hz |
運転音(乾燥) 強/音控えめ | 49/37dB | 51/39dB |
ほんのちょっと性能が進化、改善されています。価格差は3万円以上の開きがあるため、在庫があるうちは、型落ちモデルがおすすめです。
2023年:型落ちモデル CV-RH140
コンプレッサー式:2024年「CV-S180」vs2023年「CV-R180」違い
結論からいうと、この2機種に関しては機能の違いは無しです。
年度切り替えによる型番変更だけの商品です。在庫があるうちは2023年モデル「CV-R180」がお買い得なため、オススメとなっています。
2023年:型落ちモデル CV-R180
コンプレッサー式:2024年「CV-S71」vs2023年「CV-R71」違い
結論からいうと、この2機種に関しては機能の違いは無しです。
年度切り替えによる型番変更だけの商品です。在庫があるうちは2023年モデル「CV-R71」がお買い得なため、オススメとなっています。
2023年:型落ちモデル CV-R71
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CV-P71(2022年モデル)とCV-R71(2023年モデル)の機能の違いもありません。お買い得になっている今がチャンスです!
デシカント式:2024年「CV-S60」vs2023年「CV-R60」違い
結論からいうと、この2機種に関しては機能の違いは無しです。
年度切り替えによる型番変更だけの商品です。在庫があるうちは2023年モデル「CV-R60」がお買い得なため、オススメとなっています。
2023年:型落ちモデル CV-R60
コンプレッサー式:2024年「CM-S100」vs2023年「CM-R100」違い
結論からいうと、この2機種に関しては機能の違いは無しです。
年度切り替えによる型番変更だけの商品です。在庫があるうちは2023年モデル「CM-R100」がお買い得なため、オススメとなっています。
2023年:型落ちモデル CM-R100
今回のまとめ
今回は、シャーププラズマクラスター付き除湿機の2024年モデルの紹介と2023年モデルとの比較をさせていただきました。
今回の結論は、次の内容です。
- 製造年度が新しい物がいいなら:新製品2024年モデルがオススメ
- 安く買いたいなら:型落ちの2023年モデルがオススメ
ご購入の参考になれば幸いです。
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