三菱が2024年4月22日に、コンプレッサー式除湿機の新製品を発売しました。
例年通り、梅雨シーズン前に新製品が発売され、3つの商品がモデルチェンジされました。
ただ、家電品のモデルチェンジって「何が変わったか」わかりづらいですよね?
家電の新製品が発売される場合は次の2パターンがあります。
- 機能や外観がさらに良くなった
- 機能外観は変わらず、型番だけが変わった
「新しいものはいい」と思い込んで、何も調べずに購入してしまうと、高い買い物で終わることも。。。
今回は三菱:コンプレッサー式除湿機の2024年モデルと2023年モデルの違いを調査しました。
この記事ではラインナップごとの商品の違いや価格情報などをお伝えします。三菱のコンプレッサー式除湿機を検討されている方は、是非ご参照ください。
私、アルパ家は家電量販店で15年以上の経歴があり、家電の知識と価格が安いか判断できる知識を持っています。
除湿機の基本:除湿方式の違い
除湿機方式 | コンプレッサー式 | デシカント式 | ハイブリッド式 | ペルチェ式 |
夏の除湿 | ◎ | ○ | ◎ | △ |
冬の除湿 | △ | ○ | ○ | △ |
電気代 | 低め | 高め | ヒーター使用時は高め | 低め |
本体サイズ | やや大きめ | 小さめ | やや大きめ | 小さめ |
除湿方式の違いは主に4種類あります。
- コンプレッサー式
- デシカント式
- ハイブリッド式
- ペルチェ式
コンプレッサー式(冷やして除湿)
湿った空気を冷却器で冷やして、湿気を取るタイプ。ヒーターを使わない為、消費電力が低く省エネです。
・メリット
夏場や暖かい地域向け
除湿量力が高い
消費電力が少ない
・デメリット
本体が大きく、重たい
コンプレッサーの振動音がある
室温低下に弱い(室温15℃以下で最大除湿能力値半分程度)
三菱が販売している除湿機は「コンプレッサー式」のみです。省エネ性と除湿力を重視して、あえてコンプレッサー式除湿機のみ製造しています。
デシカント式(あたためて除湿)
「デシカント素子」という乾燥剤のフィルターに湿気を吸着させて除湿する方式です。除湿能力が低下しにくいですが、ヒーターを使うので消費電力が多くなります。
・メリット
年間を通して除湿量が変わらない
軽量でコンパクトな機種が多い
運転音が静か
・デメリット
最大除湿量のベースが低い
コンプレッサー式と比べ電気代が高め
ヒーターを使うため、室温上昇が大きい
ハイブリッド式(コンプレッサー+デシカント)
コンプレッサー、デシカント式を組み合わせたタイプ。
夏はコンプレッサー式、冬場(気温が低い日)はデシカント式で動作します。
コンプレッサー式の弱点「気温が下がると除湿量が下がる」をカバーして年中ハイパワーに除湿ができる。
・メリット
一年中、ハイパワーに除湿ができる
デシカント式と比べ省エネ
衣類乾燥スピードが速い
・デメリット
本体が大きく、重い
値段が高め
年中、湿気対策や衣類乾燥で使用する場合は、ハイブリッド式を購入することをおすすめします。ハイブリッド式ならシャープがコスパがいいのでオススメです。
ハイブリッド式で検討するなら次の記事をご参照ください。
ペルチェ式(狭い空間用)
ペルチェ素子(半導体熱電素子)を利用し、熱を吸い上げ、空気を冷却して除湿する方式。パワーがなく、コンパクトなタイプが多い。クローゼットやシューズボックスなどの狭いスペース向けの商品。
※ペルチェ式は除湿能力が低いため、三菱やシャープなど大手メーカーで作っていません。
三菱:2024年モデルのラインナップ
2024年モデルラインナップ(WXシリーズ)
① | ② | ③ | |
型番 | MJ-PV250WX | MJ-P180WX | MJ-M120WX |
販売価格(2024年5月時点) | 84,800円~ | 56,200円~ | 54,300円~ |
除湿面積目安 (木造~鉄筋) | 31~62畳*50Hz 31~62畳*60Hz | 19~39畳*50Hz 23~45畳*60Hz | 14~28畳*50Hz 15~30畳*60Hz |
除湿能力(50/60HZ) | 24.5L/24.5L | 15.5/18L | 11/12L |
除湿方式 | コンプレッサー式 | コンプレッサー | コンプレッサー |
タンク容量 | 5.5L | 4.7L | 3.0L |
内部乾燥 | ○ | ○ | ○ |
連続排水 | ○ | ○ | ○ |
停電復帰機能 | ○ | ○ | ○ |
キャスター | ◎(前後左右) | ◎(前後左右) | ◎(前後左右) |
電気代目安(除湿強) 50Hz/60Hz | 12.9/12.9円 | 10.2/12.1円 | 10.1/11.9円 |
除湿運転音(強・弱) | 45/34dB | 46/38dB | 47/39dB |
電源コード長さ | 1.8m | 3.0m | 3.0m |
寸法mm (高さ×幅×奥行) | 630×410×299 | 594×372×281 | 534×360×210 |
質量 | 17.9kg | 15.2kg | 13.5kg |
MJ-PV250WX
MJ-P180WX
MJ-M120WX
三菱:2024年モデルと2023年モデルの違い
2024年モデルと2023年モデルの同機種の違いを比較、ご紹介していきます。
2024年「MJ-PV250WX」、2023年「MJ-PV250VX」違い
2024年モデルと2023年モデルの違いはひとつで、「発売年度の違い」となります。
- MJ-PV250WX:2024年4月
- MJ-PV250VX:2023年4月
基本性能 | 2024年 MJ-PV250WX | 2023年 MJ-PV250VX |
価格帯(2024年5月8日時点) | 84,800円~ | 85,800円~ |
最大除湿能力 (50Hz/60Hz) | 24.5L/24.5L | 24.5L/24.5L |
除湿面積目安 (木造~コンクリ住宅) | 31~62畳*50Hz 31~62畳*60Hz | 31~62畳*50Hz 31~62畳*60Hz |
運転音(乾燥) 強/音控えめ | 45/34dB | 45/34dB |
今回の新製品は「機能外観は変わらず、型番だけが変わった」モデルになります。
5月8日時点では新モデルが安くなっています。
お得に買うなら新型モデル MJ-PV250WX(2024年モデル)
より細かい、基本性能の比較が見たい方は次の記事をご覧下さい。
2024年「MJ-P180WX」、2023年「MJ-P180VX」違い
2024年モデルと2023年モデルの違いはひとつで、「発売年度の違い」となります。
- MJ-P180WX:2024年4月
- MJ-P180VX:2023年4月
基本性能 | 2024年 MJ-P180WX | 2023年 MJ-P180VX |
価格帯(2024年5月8日時点) | 56,200円~ | 44,800円~ |
最大除湿能力 (50Hz/60Hz) | 15.5/18L | 15.5/18L |
除湿面積目安 (木造~コンクリ住宅) | 19~39畳*50Hz 23~45畳*60Hz | 19~39畳*50Hz 23~45畳*60Hz |
運転音(乾燥) 強/音控えめ | 46/38dB | 46/38dB |
今回の新製品は「機能外観は変わらず、型番だけが変わった」モデルになります。
お得に買うなら、在庫がある内は、型落ちモデルがオススメです。
お得に買うなら型落ちモデル MJ-P180VX(2023年モデル)
より細かい、基本性能の比較が見たい方は次の記事をご覧下さい。
2024年「MJ-M120WX」、2023年「MJ-M120VX」違い
2024年モデルと2023年モデルの違いはひとつで、「発売年度の違い」となります。
- MJ-M120WX:2024年4月
- MJ-M120VX:2023年4月
基本性能 | 2024年 MJ-M120WX | 2023年 MJ-M120VX |
価格帯(2024年5月8日時点) | 47,267円~ | 41,800円~ |
最大除湿能力 (50Hz/60Hz) | 11/12L | 11/12L |
除湿面積目安 (木造~コンクリ住宅) | 14~28畳*50Hz 15~30畳*60Hz | 14~28畳*50Hz 15~30畳*60Hz |
運転音(乾燥) 強/音控えめ | 47/39dB | 47/39dB |
今回の新製品は「機能外観は変わらず、型番だけが変わった」モデルになります。
お得に買うなら、在庫がある内は、型落ちモデルがオススメです。
お得に買うなら型落ちモデル MJ-M120VX(2023年モデル)
より細かい、基本性能の比較が見たい方は次の記事をご覧下さい。
今回のまとめ
今回は、三菱コンプレッサー式除湿機の2024年モデルの紹介と2023年モデルとの比較をさせていただきました。
今回の結論は、次の内容です。
- 製造年度が新しい物がいいなら:新製品2024年モデルがオススメ
- 安くお得に買いたいなら:型落ちの2023年モデルがオススメ
ご購入の参考になれば幸いです。
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